えいのうにっき

a-knowの日記です

2ヶ月間の半育休を終えるので感じたこと学んだことを書きます

去る7月3日、めでたく第一子となる長男が生まれてきてくれたこともあり、僕は8月13日から10月12日までの2ヶ月間、半育休を取得していました。自分自身の人生にとっても今までにない経験ができた期間であったし、また今後世の中でも同じような経験をしたいと思っている人にはそれができるようになって欲しいとも思ったので、記録と布教の両方の意味で、この期間で感じたこと、学んだことを書いておこうと思い、これを書いています。

そもそも "半育休" とはなにか

細かいところは所属会社(はてな という京都と東京に拠点のある会社に所属しています)の人事の方があれこれやってくださったので、僕自身が把握しておかなければならないことは最小限で済んだのだと思うのですが、その内容はこんな↓かんじです。

  • 1ヶ月単位で取得可能
  • 育児休業給付金が実際に支給されるのは、休業期間を終えてから数ヶ月経ってから
    • 育児休業給付金は雇用保険から出るので、その点では会社に負担は掛けないで済む(はず)
  • 一ヶ月のうち、「勤務日数10日以内」もしくは「就業時間80時間以内」のどちらかを満たす範囲内で就業可能
    • 就業したぶんのお給料はいつも通りお給料日に支給される
    • お給料と給付金合わせて、もともとのお給料でもらっていたうちの80%は入ってくると思っていい
      • 完全育休だと67%(だったかな?)

また、以下のエントリもとても参考になると思います。

blog.8arrow.org

僕は、出産・育児に備えて貯蓄をしていたわけではなかったので(無計画人生)、半育休じゃなかったら相当苦しい生活を強いられてしまっていたと思います。

...といったようなことを踏まえて、僕は「週に2日(火・金)、6時間勤務」「やむにやまれぬ場合には出張もあり」というかんじでこなしてみていました。

なぜこの期間での半育休としたのか?

冒頭に書いたとおり、「7月3日に出産、半育休期間は8月13日から10月12日までの2ヶ月間」だったんですが、

  • 諸先輩方から、「生まれてから最初の3ヶ月は特に大変」と聞かされていた
  • 妻が里帰り出産をしていたため、最初の1ヶ月は里帰り先でのフォローがあった

という2点があり、このような期間になりました。前述の育児休業給付金の支給タイミングもあり、これはちょうど良いバランスだったのかなと思っています。

半育休期間のふりかえり

どういうふうにふりかえろうかな〜と思ったのですが、"YWT"(やったこと/わかったこと/つぎにやること)形式で箇条書きにしていこうと思います。

やったこと

  • 育児関連では、授乳以外のすべてのことをやった。授乳以外でできないことはない状態。
    • 母乳のみでの育児をしたいという妻の希望もあり。
  • 妻の育児とそれに伴う休憩のため、今までなんとなく妻が担当になっていた家事の担当。
  • 週2日の勤務
    • ただし基本リモートワーク。(これはもともと)
    • 2回/月程度(実績ベース)の出張もあった
  • 合間時間を利用しての読書、資格取得勉強、プログラミング
  • 障害時のオンコール対応担当

わかったこと

  • すでに子を持つ同僚から「育休みたいな期間がないと、妻と夫との育児スキルに大きな差ができてしまい、最終的にはなにもできなくなってしまう」というアドバイスをもらっていたが、それを肌で実感した
    • 生後すぐのときに、子を抱くことだけでも怖さを覚えたその感覚は、忘れられない。
    • 別の方からは「どうせ育児においては夫は戦力になれない」といった趣旨のことを言われたこともあったが、それは我が家では当てはまらなかった。
  • 育休(半育休)は、"育児のため" という以前に、"子供がいる生活をふたりで乗り切っていくためのリズムをつかむため" にあるんだな、ということ
    • 授乳後に放心状態になっている妻を見てそう思った
    • 我が家の場合、仮に育休が無くても育児がおろそかになることはなかったと思うが、そのぶん、我々大人の生活はどこまでもすさんでいっただろうなとも思う
      • そしてそのこと自体もまた妻のストレスになるので、「大人の方の生活レベルを維持する」ことを自分が担保する、ということも大事だなということがわかった
  • 夫側が育休を取得することは、やはりまだまだ珍しいことであり、世間においても理解が浅いものであるということ
    • 面と向かって言われることはないにしても、夫が育休を取ることについて「あれ?もしかしていま妻の方が責められてる......?」というニュアンスを感じる場面もあった
  • なまじ働いてるので、フルタイムで働いているみんなの様子がわかり、それと自分とを対比してつらく感じることもままあった
    • 心理的には、「みんなは頑張ってるというのに、おれというやつは......」「てやんでぇ、こちとら半育休でい!」の、行ったり来たり
    • でも半育休ながら出せた成果もあったりしたので、自分だけは自分を褒めてあげたい
  • ある意味育児は天然オンコール対応
    • 育休を取ることでオンコール担当を2人で回すことができる、とも言える
  • 世間から置いていかれてる感がやばい
    • 世の中の育休(産休)を取得している人の多くは、この焦る気持ちとも戦いながら育児をしてるんだな、ということが実感としてわかった
  • 半育休で2ヶ月間過ごす、ということを、自分自身がナメていたフシがあったこと
    • 属人性のある作業の処遇や、連絡フローなど、他メンバーに負担を掛けてしまったことは否めない
    • また、半育休の人とどう接すればいいんだろう、という難しさも他メンバーにとってはあったと思う
  • ついつい働きすぎてしまう
    • 最初の一ヶ月は上限ギリギリまで働いてしまって焦った
  • 最初の2ヶ月は特に時間が経つのが遅く感じられた
  • 大変であったとはいえ、我が子は一般的な子に比べて育てやすいほうであったということ
  • とはいえ、もし二人目の子どもに恵まれた場合は、もう半育休じゃ無理だなということ
  • 子どもはかわいいということ

つぎにやること

  • もし二人目の子どもに恵まれた場合は、フルの育休を取ることを選択する
    • 今の子が成長し、そこら中を歩き回っている中、もうひとり乳児を見なければならない......というところを想像すると気絶できる
    • 仮に半育休を取る場合でも、フルの育休を取るつもりで準備(仕事の引き継ぎなど)をして臨む
    • そして貯蓄をしておく......

以上です

このエントリを書くにあたり、この2ヶ月間はどうだったかを妻にも聞いてみたところ、「良かったことは、気持ちに余裕ができたこと。悪かったことは、思いつかない」とのことでした。

100組家族があれば、育児に対する考え方や接し方、環境も100通りあると思うので、「育休最高!みんな育休は絶対取るべき!」とは言わないです。ただ、自分がもしかしたら再度取得するかもしれない、ということだけを考えても、生後すぐ、という、毎日ぐんぐん成長していく期間に寄り添える時間を増やせるこの制度、もっと一般的になったらいいのにね、とは思います。

初めてのわが子とのベッタリな2ヶ月は、本当に楽しかったです。思い出もたくさんできました。僕の半育休期間をサポートしてくれた会社のみなさまに感謝を伝えたいです。育休明けで頭と体がついていけるかどうか、はまた別の心配ごとですが、バリバリやっていきたいと思います。