この春頃から、Ruby / Rails を業務として使う・書くことになった。僕は、2016年6月まではソフトウェアエンジニアとして、主にWebアプリケーションのバックエンドを書いていたが、その時使っていたのが Ruby / Rails だったので、そのブランクにして実に9年弱になる。コードを書くこと自体は趣味の個人開発で続けてきてはいたものの、言語が違う(Go)なので、こと「Ruby を書く」ことに関していえば、やはり9年弱のブランクがあると言える。
当時の Ruby の最新は2.3系だったようなのだが、今はというとどうやら 3.4系まで進んでいるようで、そのあまりの差の大きさにクラクラする。これくらいのブランクがあると、「以前 Ruby / Rails を書いていたことがありました」「この9年弱は趣味で Go を書いてました」というのはむしろ弊害のほうが多いのでは?とすら思えてしまう。というわけで(?)、今回、改めて Ruby というプログラミング言語をキャッチアップすべく、「プロを目指す人のためのRuby入門[改訂2版] 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで Software Design plus」(俗に言う "チェリー本")を読み返すことにした。
現状、一通り通読し終えただけではあるけれど、とても素晴らしい一冊だった。
さらにこの本のありがたいことに、執筆当時は3.0系を前提として詳細な解説をしてくれてるのだけれど、その後のバージョンアップによって発生した差分についてはサポートサイトでカバーしてくれているので、それについても確認を行った。具体的には以下。
以下に、この本を読みながら「あ〜〜あったなぁこれ」「こんなのあったか?」「確かあったような気もするな......」「今はこんな書き方できるのか」「これの使い所が思い浮かばんのだが。。」などの、様々な感情を覚えた・不意を突かれたポイントを、自分用のメモとして(あとは、上記のような属性の人間が久々に Ruby を触ると、どういう点で不意を突かれるのかというのは面白そうだと思ったので)残しておきたい。
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