えいのうにっき

a-knowの日記です

#builderscon 2019 見本市に出展してきました

このエントリ↓で書いてたやつです。本日・8/31に無事開催されてました!

blog.a-know.me

たくさんの方にブースにお越しいただきました!これだけの人に直接自分の作ったものをおすすめできる機会はそうそうありません。builderscon 運営の皆様、このような貴重な機会、本当にありがとうございました!

その御礼が一番伝えたいことではあるんですが、言いようのない高ぶりが自分の中にあるもんで、今回の出展にあたって考えたこと、やったことなどをメモっておこうかと思います。

今回の出展にあたって考えたこと、やったこと

プロポーザル

そもそも今回の出展は以下のような告知が公式からあったことから端を発しているわけですが、

blog.builderscon.io

これを見つけたとき、絶対に Pixela で応募したほうがいい、しなきゃ後悔する、と思いました。どなたかもおっしゃってましたが、プロポーザル、ダメなら落とされるだけでなんのデメリットもないですからね!

プロポーザルの際には、以下のような文章を書いて応募しました。

Pixela( https://pixe.la/ )は、GitHub Contributions Graph でお馴染みの“草”の形式でビジュアライズされたグラフを簡単に作成することのできるサービスです。Mashup Award 2018 API部門賞受賞。 このサービスは、その機能のすべてをWeb API形式で提供しているため、ターミナルからの利用はもちろん、Amazon DashボタンやスマートスピーカーなどのIoTデバイスとの相性も抜群です。また、既に非常に多くの開発者によりライブラリ等の開発をしていただいており(https://github.com/a-know/Pixela/wiki/Third-Party-Libraries)、エンジニアのハッカー心をくすぐるプロダクトでもあると自負しています。 ほぼすべての機能を無料で利用することができる一方で、”持続可能なWebサービス”の新しい形を模索するべく、Patoreonとの連携機能のリリースなどもおこなっています(https://blog.a-know.me/entry/2019/05/07/235815)。その他、「“現代における趣味としてのWebサービス開発のあり方”のモデルケースとなれたら」という思いから、利用規約の明示・GDPRへの配慮などもおこなっており、現在も活発に開発を継続しています。

で、ありがたいことに採択いただきました。変に卑下せず、自信を持って・かといって盛ることもなく淡々と、客観的に自分のプロダクトのことを捉えてみることがポイントかなーと思います(偉そう)。この文章は、参加者の方全員に配られたパンフレットにも掲載されていました。

採択連絡後

で、採択されたことを連絡いただいたのですが、その連絡の中には以下のような文言が。

  • 展示ブースではデモや来場者とのコミュニケーションをお願いします
  • 長テーブルと椅子が貸し出される
  • 展示や装飾について
    • 机に傷がつかない・他の展示者や会場にいる来場者の邪魔にならない装飾であれば可能
    • 他の展示者の迷惑にならず、来場者の歩行の妨げ・怪我のもとにならない繋がらない範囲であれば設置可能
  • 会場内での一切の商行為および物品交換を禁止とする(チラシやサンプルの配布は可能)
  • buildersconの行動規範に反する展示はおこなわないこと

プロポーザルを出したときから「最近自作キーボードが人気だし、きっと電子工作系の展示が主流のはず(だからこそ、Webサービスである自分の出展は採択されやすいはず)」とは考えていたのですが、そのぶん展示となると、実体をもたないWebサービスであるゆえに工夫をしなければならないな、と考えはじめました。

何を目的とし、何をブースに展示するか

そもそも今回のブース出展の目的は、冒頭でもあげたエントリ("草APIサービス" Pixela で #builderscon tokyo 2019 見本市に出展します! - えいのうにっき)にも書いているのですが、 "草APIサービス" Pixela https://pixe.la をもっと多くの人に使ってほしい!! の一点のみ。そしてその目的を達成するためには、以下のようなことをしないといけないのでは、と考えました。

  • 数あるブースのなかで自分のブースを見つけてもらう
  • こういうサービスがあるということ・その存在を知ってもらう
  • そのサービスについて、その場である程度の概要を把握してもらう
  • 出展が終わって帰宅した後でも思い出してもらう
  • 運良く気に入ってもらえた人から、さらに他の人に認知の輪を広げてもらうチャンスをつくる

上記のようなことを考えた結果、できたブースが↓このようなものになりました。

なぜこのようなブースになったのか、少し掘り下げて書いておきます。

"数あるブースのなかで自分のブースを見つけてもらう" ために

これは結構単純に「目立たなきゃいけないな」と考えました。そのための施策として、以下の2点をやりました。

盾?ってのは、このエントリ↓に載っけてるやつです。けっこうデカイ。笑

blog.a-know.me

"こういうサービスがあるということ・その存在を知ってもらう" ために

これはもう、愚直にブースで声をかけまくるしかないと思いましたし、実際に声掛けしてました。幸い、仕事でもブースに立つことが多く、慣れたものでした。笑

「これはなんの展示ですか?」「GitHub の "あの" グラフみたいなやつを、自分の好きな数字で自由に作れる Web サービスです!」「なるほど!」、こういうやりとりをたくさんできてよかったです。

"そのサービスについて、その場である程度の概要を把握してもらう" ために

これ結構むずかしいと思っていて、なぜなら Pixela はフロントエンドをほとんど持たない、Web API サービスだから。サービスの存在を知ってもらっても、具体的にどういうことができるのか・それはどうやればできるのかというのは、APIドキュメントや GitHub リポジトリの Wiki を読んでもらわなければいけない。

ただそれを、たまたまブースに立ち寄ってくれた人に求めるにはあまりにも酷。ということで、

  • APIの使い方やその活用方法、利用事例などをスライド資料としてまとめよう!
  • それを印刷してブースに配置しよう!

と思い立ちました。

PowerPoint で資料を作り、それを自宅のインクジェットプリンタで印刷し、出てきたものをラミネーターでラミネート加工する。その大変さは、もう二度とやりたくないと思えるに十分でした。笑

これ、今度使うチャンスあるのかな......。。

builderscon には少なからず英語圏の方も来られるであろうと思っていたので、基本的にすべて英語で書きました。海外にも Pixela のことを持って帰ってもらえるチャンス!

あとは、デモも必要に応じて実施しました。普段仕事でも使っているモバイル外部ディスプレイが大活躍してくれました。

"出展が終わって帰宅した後でも思い出してもらう" ために

僕自身も経験があるんですが、こういうイベントでは一度に大量の情報がインプットされるので、細かなひとつひとつを思い出してもらうことって難しいんですよね。だからこそ、受付で配布されるトートバッグの中には、スポンサー企業からのチラシやノベルティが入っているわけで。自分の出展でも、それに近いかたちのなにか・トートバッグの中にぽいっと入れてもらえるような何かを作って配る必要があるなと思いました。で、以下のようなものを作りました。

「裏面はお楽しみ!」と書いてますけど、そんなすごい仕組みにはなってなくて、以下のようなかんじにしてました。

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サービスカードの裏面

"運良く気に入ってもらえた人から、さらに他の人に認知の輪を広げてもらうチャンスをつくる" ために

これも我々の界隈では王道ってかんじですが、ステッカーを追加発注しました。サービスやロゴを気に入ってもらえたら、その人のPCに貼ってもらえるかも・それを見た周りの人が興味を持ってくれるかも、という期待をこめて......!

いざ展示

で、上に貼ったようなブースを作り上げたわけなんですが、非常に多くのかたにお越しいただきました。見本市という場をきっかけとして、これまでにご挨拶できていなかった方とも、たくさん初めましてのご挨拶をすることができました。これは想定していなかったことで、本当に嬉しいことでした。

また、↓のようなサプライズもありました。笑 M5Stack から Pixela の API を叩き、LEDの輝度で "草" の濃さを表現したもの、とのこと!

こちらは後日ブログエントリにもしてもらえるとの嬉しい言葉をいただきましたので、id:uzulla さん、いつまでも待ってます!ww

builderscon はいつだって、1年に1度のお祭り!

builderscon は昨年に続いて二度目の参加でしたが、まさか今年、このような形での参加になるとは夢にも思っていませんでしたね!でも、Webサービスを作ることを趣味に持つ自分にとって、ある意味で最高の参加の仕方になれたなとも思っています。

名札は SPEAKER となっていますが、でもそうですね、次回は本当に登壇する側での参加を狙ってみますかね! ネタはまぁ、なんとかなるでしょう!笑

改めて、builderscon 運営の皆様、本当にありがとうございました & お疲れ様でした!