8月10日。
完全にノープランだったのだけど、子からの「今日はどこいく?」「どこかいきたいな〜〜」という声に押されつつ、こういう "特に何も予定してない" 休日にチェックするサイトを見てみたところ、とある花火大会が開催されることを知り。
開催地は湯郷温泉。岡山の温泉街。温泉街か......、、いいよね、温泉街......。。
ダメ元でホテル・旅館の空室を確認してみると、当日になってのキャンセルがあったのか、素泊まりながらもなかなかリーズナブルな料金で一家が宿泊できる部屋に空きがあることがわかり。「花火大会、いきたい?」「いきたい!!」「お泊りしたい?」「したい!!!」。旅行好きな我が子に対してするには、その答えが火を見るよりも明らかな質問をして、予想通りの回答に背中を押されつつ、一泊二日でいってきました。
素泊まりプランだったので晩ごはんを調達する必要があったんですが、店の入口でおっちゃんが飲んだくれてるような居酒屋で鉄板焼をつついたり(味や接客は何も問題ありませんでした!)、当の花火大会はものの5~6分で終わってしまったりと、行き当たりばったりな小旅行ならではっぽい出来事が起こりつつも、こういうのも全然アリだね、涼しい部屋でみる花火も最高だね、と、「楽しみ方の選択肢」をひとつ、広げられたのはよかったです。
8月12日。
「今日はどこいく?」。子が夏休みに突入した7月下旬からの一ヶ月弱、この言葉を聞かなかった日はもはやないといっても過言ではないと思うのだけれど、それでもこう聞かれてしまうのは仕方がないから、またいつものサイトに目を通す、が、今日は、手頃なイベントがない......、、ない。
子のマイブームは、どうやらいくつかを対象に不定期的にぐるぐると回っているようなのだけど、今は「昆虫(特にクワガタムシ)」と「クルマ(特にミニバン)」、そして「新幹線(特に東北新幹線車両)」。なので、それらに触れ合えるイベントなどがあるといいのだけど、すでに "昆虫" カードはこの一ヶ月弱の間に2回、切ってしまっているし、なんならカブトムシの生体が一匹、既に我が家にいる状態でもある。となると、あとはクルマか新幹線......、、新幹線か......。。
5歳1ヶ月になる我が子だけれど、まだ新幹線に乗ったことはない。と、いうのも、旅行などでの移動の際にはどうしても自家用車が第一候補になってしまうのと、あとは、だいぶ分別が付き始めてきたとはいえ、一定以上の長時間を閉鎖空間で大人しく過ごせるだろうか、という点についての不安がまだ拭いきれなかった、ということもある。なので、いきなり数時間の新幹線移動をさせるのではなく、まずは比較的近距離で、"こだま" などに乗ってみてもらうのがいいのかな、といったことは、実は以前から時々想像したりしていた。
そして、今日が、そのときでは? そう思い、最寄りの新幹線駅である新倉敷駅から、数駅で行けるようなところを探してみる。......新尾道。大人一人往復で5000円程度。悪くない。「新幹線、のってみたい?」「のってみたい!!!」「こだまでもいい?」「こだまでもいい!!!」。火を見るよりも明らかな質問、パート2。
尾道は自分も奥さんも行ったことのないところだったけど、とてもいいところで、それこそ、日帰りで帰ってしまうのがもったいないくらいでした。前日の湯郷温泉を日帰りにして、こっちを泊まりでも良かったかもねー、みたいなことも話しつつ。
尾道ラーメンはおいしかったし、商店街からすぐそこが海、というのもとてもよかった。子がもう少し大きくなったら、今度はもうちょっと落ち着けるプランを立てて、また来たい。
8月13日。
この日と翌日は予定が以前からあって、奥さんと子が二人して義実家に帰省することになっていた。帰省、といってもそんな遠くはなくて、僕らが住んでる倉敷市から100kmほど東に離れた、赤穂市というところ。僕も同行しようと思えばできたのだけど、つい一ヶ月前にも一家全員で赤穂に遊びに行っていたので、今回は二人で行ってもらった。
奥さんや子、もしくはその両方と行動を共にしていると、なかなか思うようにできないことがある。その筆頭が、プログラミング。そろそろコード書かなきゃな、と思っていたのをガッと書けたので良かった。
コード本体もヒドけりゃテストコードもひどい。。😩(個人開発のやつ)
— a-know | Daisuke Inoue (@a_know) August 13, 2024
そのほかには、僕は、衣服は古着(中古品)でも大丈夫なタイプなんだけど、奥さんはそうじゃなかったりするので、古着屋をハシゴして塩梅の良い服を探す、みたいなことは、普段から思う存分に、とはいきづらい。また、子はそもそもうどんが嫌いだったり、奥さんも、「うどんはわざわざお金を払って食べるようなものではない」と思っているフシがあったりして、ちょっと気になっていたうどん屋に行ってみる、みたいなことも、やはり自分ひとりのほうがやりやすい。
なので、そういったこともやった。ええやん、と思える服がいくつか買えたし、ずっと気になっていたうどんの味を知ることもできた。夜には飲みにも出歩いちゃったりして。これぞ夏休み。
w/ @razon pic.twitter.com/zSrvZDFFVL
— a-know | Daisuke Inoue (@a_know) August 14, 2024
8月15日。
僕の実家は、13日に祭壇を出して迎え火、そこから毎日、夕方には家族総出で読経、15日には送り火をして......、、といったかんじで、割としっかり "お盆" をやるような家なのだけど、まぁ、面倒くさいし、父親も年を追うごとに説教臭くなるしで、所帯を持って以降はお盆の3日間のうち1日だけ顔を出す、くらいでお茶を濁すようになった。今年は15日を、その日にした。
ザ・田舎のお盆 pic.twitter.com/6XhsUGLP4m
— 前田農産三代目 (@maedanou3) August 14, 2024
↑この方のこのツイートはめちゃくちゃ同意できるもので、我が家でも15日の夜には近場の親戚が実家に集まって、ちょっとした宴会が開かれたものだった。この日ばかりは、自分の両親も親戚も、自分(僕)が知らない一面を出してくれてるようで、子供心にも非日常感を味わうことのできる場として、かなり好きなイベントだった。
ただ、その頃集まっていたような親戚はもういずれも亡くなってしまったり施設に入ってしまったりしていて、こういうイベントはかれこれ20年くらいは開かれていないと思う。試しに、実家の母親に夕食はどうするつもりなのかと聞いてみると「ラーメン」。違う違う、何もわかってない、何もわかってないよ!! ということで、気がつくと寿司の出前を頼んでいた自分がいた。もちろん自分のおごりで。ばーちゃん、僕も大人になりました。
8月16日。
この日は仕事をしていた。その気になれば有給で埋めることもできたのだけど、あえてそうしなかった。以下のような理由で。
明日仕事なんだけどこの6日間一切slackメール見てなくて明日が本当に怖い
— a-know | Daisuke Inoue (@a_know) August 15, 2024
結果、有給にしなくてよかった。。たまりにたまったslack・メール・会議のレコーディングの未読を消化するのだけで半日以上を要した。
見た。幸い、致命傷で済んだ https://t.co/DoF9pp4vE5
— a-know | Daisuke Inoue (@a_know) August 15, 2024
自分ボールになっているタスクもいくつか発生していたが、「ザ・お盆」な日程で休みを取っていたことにより、タスクの投げ主の理解(「休暇明けで大丈夫です」みたいな一言が付いてるだけだけども。。)もあるようなタスクだった。この1日を入れておいたことにより、休み明け(?)からどのタスクをどのような順番で処理していけばいいかの順位付け・整理をすることができた。それどころか、この日も休みを取っているような同僚もおり、そんな同僚にタスクを投げておくことだってできた。
これ昨日やったわ。。w https://t.co/dIbuNZ1pdE
— a-know | Daisuke Inoue (@a_know) July 13, 2024
快感すら覚える。
8月17日。
この日から1泊2日で、家族ぐるみのお付き合いをさせてもらっている友達夫婦と合同で旅行にでかけた。4時に起きて準備をし、2時間弱車を走らせてお隣の県へ。
科学館にいったり、カブトムシと触れ合ったり、川魚のつかみ取りをしたり、BBQをしたり。ありがたいことに先方家族のお子さんからもえらく気に入ってもらえていて(僕が)、おんぶにだっこ・褒めたり叱ったり、と、とても疲れはしたものの、常に笑いの絶えない、楽しい2日間を過ごすことができた。
8月19日。
今日である。世間的にはこの日から休暇明け・仕事に戻る、という方が多いのかなと思うのだけど、なんと今日は弊社の創立記念日的な日ということで公休である。なんという僥倖......!やっぱり、同僚も休みであってこそ真の休みだと思いませんか。
この恵みの休暇を、昨日までの旅行の疲れを癒やすためにのんびりとすごす......、、などということに使えるわけはなく、子と二人、近場の虫とふれあえるイベント会場に出向いたり、ひまわり畑を見に行ったりしていた。
と、いうのも、近日中に海外出張を予定していたりすることもあり、子の夏休み中にガッツリと遊びに出かけられるのはおそらくこれが最終日、ということで、老体にムチ打って遊びに出かけていました。
海外リゾート地で全社オフサイト、みたいなやつが今度あって今そのブリーフィングみたいなの受けてたんだけど、「夜は踊ろうぜ!」とか「早朝ヨガするよ!」とか言っててまじで鬱、チャット欄は「exciting!」みたいなことになってるし、ネクラな自分にはもはや人権がないように感じる。
— a-know | Daisuke Inoue (@a_know) August 16, 2024
海外出張、イヤすぎる。
とまぁ、こんなかんじで、2024年の僕の夏休みは幕を閉じたのでした。なんか、自分が現役で子どもをやってたときよりもアクティブにあれこれ楽しんだ気がする。笑
子はまだ5歳なのだけど、もう数年したら、絵日記とか描くようになるのかな。例えば数年後にもまた、ここに書いたような夏休みを過ごしたとして、そのどれかについて絵日記を描いてくれるとしたら、なんかそれめちゃくちゃ嬉しいな、楽しみだな、と、気持ちは早くも数年後の夏休みに向いてしまっていたりするのでした。