こんにちは、a-knowです。遅ればせながらではございますが、新年明けましておめでとうございます。 本年も何卒、a-knowと当ブログをよろしくお願いします(^^)。
さて2011年一発目の記事ですが、この年末年始、我が愛車・MINIに対して起こったトラブルについて書いてみたいと思います。
年末の折も折に・・・。
まずは、この写真をご覧ください・・・。
・・・どうでしょうか。何気にショッキングな写真じゃないですか?苦笑 空気が抜けているような様子は見受けられないものの、見事にブッスリと釘が刺さってしまってます。ただ幸いにも、僕のMINIが履いているのはランフラットタイヤ。仮に走行中にパンクしても80km/hの速度で150kmは自走可能とのことで、例えばこの状態でディーラーに自ら駆け込む、ということもできそうな状態。
それにしても・・・。タイヤがこの状態であることに気がついたのが、12月29日。それこそ、「さて、これからクルマで実家に帰ろうかな」と思っていた矢先。あくまでも気がついたのが29日であって、いつからこの状態だったのかなんてもう、皆目見当も付かず(もちろん、空気圧警告灯も反応なし)。「ヘンなものを踏んだな〜」というような心当たりも、全くなし。 ただまぁ、なんにしてもまずは連絡だってことで、取り急ぎ、いつもお世話になっているMINI正規ディーラーにTEL。
プルルルル・・・ガチャっ。 D「いつもお世話になっております。MINI倉敷でございます。」 え「あっ、もしもしすみませんっ、いつもお世話になっている○○と申しますが、あのですね・・・」 D「大変申し訳ございませんが、当店は12/29〜1/4の間、お休みさせて頂きます。新年の営業は1/5からと・・・」 え「・・・。」
そう、よりにもよって、このトラブルに気がついたのが12月29日!ちょうどこの日から、MINI正規ディーラーは全国的にお休みに入ってしまってるんですね。さぁ困った。 しばし呆然と、電話の向こうから聞こえてくる機械的なアナウンスを聞いていると、こんなことを言っている。
D「緊急時のご連絡は、MINI・エマージェンシーサポートまでご連絡下さい。電話番号は、0120・・・」
エマージェンシーサポート!!訳すと、緊急事態支援!!今のこの僕の状態が、緊急事態でないとするなら何であろうか!!まぁ、もっと大変な人はいると思うけど!! ってことで、即刻そのエマージェンシーサポートにTEL。すると「あなたは現在、6番目のお客様です」などという自動アナウンスが流れたのち、30分ぐらい待たされてやっと、担当の方に繋がる。
担「大変お待たせ致しました。現在、どのような状態でいらっしゃいますでしょうか。」 え「(状況説明)」 担「左様でございますか・・・。ただ、本日より弊社ディーラーは全国的にお休みとなっておりまして、対応できるのは来年5日からとなっております。ですので、いかがしたら良いのか・・・。」 え「いかがしたら良いのか・・・ですか・・・。あの、正規ディーラーさん以外でも、例えば提携先の工場で今日でも対応して頂けるところとか、そういうのは無いんでしょうか?」 担「そうですね・・・生憎ながら・・・。。」 え「う・・・。じゃああの、いったいどうするのがベストなんでしょうか・・・?」 担「そうですね・・・。危険かと思われますので、そのままの状態では走らないで頂いて・・・。なにぶん、正規の対応ができるのが年明け・5日からとなっておりまして・・・。」 え「(;;)」
とまぁ、なんとも頼りないエマージェンシーサポート。ディーラーが全国的に休みだからこそ、こうして電話を掛けているのに・・・。 もちろん、年末年始という特別な期間であることも承知の上ですから、こちらも無茶を言うつもりはありません。ただ、それにしても「こちらからは何もできません」「どうしたら良いかの指示も的確にできません」というのはどうしたものか・・・。 ここまで話したところで、自動車の任意保険で自損事故の保証も付けていたことを思い出し。「任意保険にも入ってますので、そちらに確認してみます」と、電話を切る。(「そうですね、それが宜しいかと存じます」とか言ってた)
そしてそのまま、保険会社に連絡。こちらは2コールするかしないかで、電話に出てくれた。
保「いかがなさいましたでしょうか。」 え「(事情を説明)」 保「それは大変ご不便かと存じます。ただ、私どもに出来ますのは、お車をタイヤの交換できるような場所にレッカー移動させて頂くことだけでして・・・。」 え「あの、実はかくかくしかじかで、何とか自走はできそうな状態でして。ただ、タイヤを交換するにしても、どこに持ち込んでも大丈夫なものなんでしょうか。私、自損事故の保証も入っているはずなんですけど、例えばその保証を受けるためには、そちらの指定工場じゃないとダメだとかはないですか?」 保「大変申し訳ございません。自損事故の保証対象からはワイパー・タイヤなどの消耗品は除外となっておりまして・・・。」
「自損事故の保証対象からは消耗品は除外」!しまったー、そうだったかっ。たしかに、そういう文言を見かけた覚えはあるっ。 これに関しては全く反論の余地は無かったので、なるほど早とちりしてました、と、素直に電話を切る。
う〜ん、しかし困った。またも、半ば呆然となりながら、釘の刺さったタイヤを眺める。側面に刻まれている、「BRIDGESTONE」のロゴ。へぇ、ランフラットタイヤっていうぐらいだから海外のタイヤメーカーだと思ったら、そうなのブリジストンなの・・・。などと考えていたら、「はっ、ブリジストン!! たしか“タイヤ館”がブリジストングループだったはずっ」ということを思い出し。早速ネットで調べるとやっぱりそうで、なおかつ自宅から5km圏内に2店舗もあるっ。餅は餅屋、タイヤはタイヤ屋!善は急げということで、細心の注意を払いながら最寄りのタイヤ館へ。この間もちろん、空気圧警告灯は点灯せず。
タ「いらっしゃいませ!」 え「(事情を説明)」 タ「なるほど、ではまず状態を見させて頂いて宜しいですか??・・・あ〜あ〜あ〜。側面にがっつり、イッてますね〜・・・。ランフラットタイヤですと、接地面のパンク修理は可能なんですが、側面の修理は構造上、不可能なんですよ〜・・・。」 え「(がびーん)そ、そうですか・・・。じゃぁ、タイヤ交換ってことになると思うんですが・・・在庫って今、あるんでしょうか?」 タ「それがですね、なにぶんランフラットは特殊なタイヤとなりますので、都度発注を掛けなければならないんですよ〜。」 え「(げっ・・・)あの、じゃぁ今日発注掛けたとして、交換頂けるのはいつぐらいになるでしょうか・・・?」 タ「そうですね〜、工場も今日から休みに入ってしまってまして、オーダーが通るのが年明け4日で、交換となると早くて8日でしょうか・・・。」
8日!これなら、正規ディーラーが営業を再開してから対応してもらうのとどっちが早いかいい勝負、ってところじゃないですか! それならまだ、MINIを専門に扱っているディーラーで見てもらったほうがいいってもんです。
え「そ、そうですか・・・。実は、いつも見てもらってるディーラーも、今日からお休みになってしまってまして。」 タ「ははぁ。なるほど・・・。」 え「で、ディーラーは対応が5日から、ということなので、もしそれまでに対応して頂けるのなら、と、今日伺ったんですが・・・。」 タ「大変申し訳ございません・・・。」 え「いえいえ。・・・で、取り急ぎはどうするのがベストでしょうかねぇ? タイヤ専門店の方の視点で見たときに・・・。」 タ「そうですね。見たところ空気が抜けている様子はなくて、空気圧も4本全て同じ値を指しています。釘を刺したまま走って頂くのは本来あまりオススメできないんですが、かといって釘を抜くと一気にパンクしてしまう、ということも考えられます。あくまでタイヤ交換まで、という制限つきではありますが、このまま気をつけながら乗っていただく、というのがベストかと思います。」 え「なるほど。やっぱり、そうですよね。」 タ「で、暫定の対応ではございますが、この釘の刺さっているタイヤだけ、多めに空気を入れさせて頂きました。これでタイヤ交換まで、様子を見てやって下さい。」
・・・とのこと!素晴らしいっ。こういうときのお気遣い、痛み入ります!! てなわけで、その日は重々お礼を言った上で、そろそろと実家へ帰省。・・・しかし、その道中のストレスといったら。愛車を、MINIをいつも通り運転できないということが、これほどまでに苦痛なことだとは・・・いやはや、ヒトもクルマも、健康が一番です。 そんなこんなで、実家に帰ってからも気がついたらクルマのことを考えてしまう始末。「ランフラットタイヤ」のWikipediaのページも、穴が開くほど熟読してしまいました。苦笑 そんななか、「似たような事例の人はいないかな」と色々探していると、「原則、パンク修理は受け付けてくれないランフラットタイヤの修理を、JAFがやってくれた」という記述をちらほらと発見しまして。
JAF!!家族会員になっていたこともあり、今までにも一度、タイヤの脱輪(恥)でお世話になったことはあったけど、そうか、パンクの修理かっ。その発想は無かったっ。早速TELすると、3,40分で実家に駆けつけてくれました。
J「お待たせしました〜。で、どちらのタイヤでしょう?」 え「年末の折、すみません〜。こちらなんですけど・・・。」 J「あっりゃ〜。こりゃ〜見事に側面に刺さっとりますねぇ・・・これ、ランフラットですか?」 え「ええ、おっしゃる通りで・・・。」 J「あ〜・・・。そもそも、ランフラットタイヤは原則修理できないことになっとるんですよ〜。それでも、できるだけ状況を見て、直せるものは直してるんですけどねぇ、接地面だったらまだ可能なんですが、側面はもう絶対に無理なんですわ〜。(以下、ランフラットタイヤの仕組みについて解説してくれた)」
とまぁ、概ね回答はタイヤ館のそれと同じ。ここまでくるともともと期待はしていなかったんですが、さすがに「頼みの綱も切れたか・・・」という感じ。このあとはもうじたばたせず、年明けを待ってディーラーに持ち込み。
え「新年早々、すみません・・・。」 D「いえいえ。では早速見てみましょうか・・・。・・・うあー、真横にイかれてますね〜・・・。」 え「ですよね〜。やっぱもう、タイヤ交換ですよね・・・。在庫って、あったりするんでしょうか・・・?」 D「ん〜、いや。ご存知かもしれないですけど、ランフラットタイヤって構造上、側面がゴツく、しっかりと出来てるんですよね。場合によっては修理できるかもしれないんで、ちょっとやってみましょう!」 え「・・・え?! でも、そこからタイヤが破裂するようなことはないんでしょうか・・・?」 D「ですね、それも刺さってる釘を抜いてみないとなんとも言えませんので。とりあえず、やるだけやってみましょう!」
と、なんとも頼もしすぎるお言葉。僕はもう、タイヤ交換ありきの心づもりで来てたので、わずかながらにでも修理できる可能性があるのなら、ダメで元々、それにすがってみたい!・・・というわけで、待つこと30分ほど。
D「○○さん、お待たせ致しました。なんとか修理、できましたんで!」 え「ほっ、ホントですかぁっ(やった〜〜!!)」
かくして僕のMINIは、タイヤこそ↑のような「ツメモノ」状態になってしまいましたけれども、なんとか元気な姿を取り戻すことができましたっ。もちろん、「一年点検も近いですし、まずはそれまでの様子見、ということで。何か異常を感じたら、またすぐに来てくださいね」とのことでしたけど、修理して頂いて2週間強、今のところ全く異常は感じられずっ。
とまぁ、思いの外長文になってしまいましたが、「ランフラットタイヤの、しかも側面に釘が刺さる」「でも空気は抜けておらず」「空気圧警告灯の点灯もなし」という状況から、無事パンク修理して頂けたという「珍しいケース」に陥った好例ということで、今後似たような状況に陥ってしまった方の為も考えて、このように書き残しておきたいと思います。。
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