「詳解システムパフォーマンス」の読書メモシリーズ・第12弾。完走したぞ!!
- 詳解システムパフォーマンスを読んでいる話・2章/メソドロジ 読書メモ - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第3章/オペレーティングシステム - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第4章/可観測性ツール - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第5章/アプリケーション - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第6章/CPU - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第7章/メモリ - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第8章/ファイルシステム - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第9章/ディスク - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第10章/ネットワーク - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第11章/クラウドコンピューティング - えいのうにっき
- 読書メモ・詳解システムパフォーマンス 第12章/ベンチマーキング - えいのうにっき

- 作者:Brendan Gregg
- 発売日: 2017/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
完走した感想
- とにかく大変だった、これまでの自分にとって慣れ親しみのない領域であることに加えてこの量(700ページ強)とこの密度、大変だった
- とはいえ、他の本に浮気しながら読んでいたとはいえ1年半弱(2017年4月から読み始めている......)掛けてしまったのはよくなかった
- ただ達成感もある。「詳解システムパフォーマンスを読み切ったぞ」という自信みたいなものも。
- そして開放感と「ようやくこれで清々しい気持ちで違う本を読める」という気持ちがありつつも、「もう読み切っちゃったんだな......」みたいな気持ちもどこかしら。とにかくいろんな感情が湧いている
- この本を一通り読む以前と以後を比べると、具体的な何かができるようになった、というのはないのだけど、"目の前で起きている事象" に対して、それを起こしている原因には様々な可能性がありうることについて考慮ができるようになった、といった気がする
- この本によるものだけでなく、この1年半弱の日頃の業務での経験も含めて、だと思うけど
- さらにこの本を2周、3周したらめっちゃ身につく・定着するんだろうなという確信もある、あるが、それはまたいつか、ということで......。。
- 「完走した感想」、ダジャレでは?
第13章・ケーススタディ、付録の感想
- ある問い合わせをもとにしたケーススタディ。自分にとってもリアリティがあってとてもおもしろかったが、やってる内容のレベルが高くてすごい
- 付録は、「こういうことが書いてあった」くらいを頭に留めておいて、いつでも思い出せるようにはしておきたい
第13章・ケーススタディ、付録の読書メモ
へー
- TCPの再送エラーが出るときのレイテンシには、1.125秒と3.375秒というふたつの決まった値がある
- カーネルのTCPコード(
tcp_init_values()
)が、1秒と3秒という値を少しふくらませるため
- カーネルのTCPコード(
よい
専門家とは、非常に狭い分野のなかで犯せるすべての誤りを犯した人物のことである
役に立ちそう
- 付録A(P.671 〜)
- 物理リソース(CPUやメモリなど)やソフトウェアリソース、それぞれのコンポーネントごとの、USEメソッドのチェックリスト
- 付録D(P.685 〜)
- DTraceワンライナー集。
- 付録E(P.697 〜)
- DTrace から SystemTap への書き換えについて。普段はほぼ Linux しか扱う機会がないので付録Dと合わせて役に立ちそう。