えいのうにっき

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ぼくたち中途は "成功体験" を求められていると考えてみる

今ぼくが所属している会社は、今でこそ、

  • GitHub を毎日当たり前のように使ってバージョン管理し、開発においてコラボレーションしている
  • メインとなる社内コミュニケーションの手段は slack だし、slack には ruboty も住んでる
  • 社内の情報共有には Qiita:Team を活用、毎日 40 ちかくの記事(日報を含む)が書かれている
  • メールやファイル管理などは Google Apps でまかなえてる

というような環境だけど、ぼくがここに入社した約2年前は、

  • バージョン管理は svn
  • irc をエンジニアだけで使ってた(bot はその頃から住んでた)。一部の社員間で skype のチャット機能を利用してのやりとりもしてたりはした
  • 手順書やサーバの設定値などは、社内にあるサーバに立てられた hikiRedmine にはしっかりまとまってはいた、けど
    • どれがどこにあるのか?がわかりにくい状況だった
    • 各人が得た知見などは Redmine チケットにかかれていたり、そもそも書かれなかったりすることもままあったり
  • メールサーバもファイルサーバも独自に用意してた(ファイルサーバはまだまだ現役だけど)

というような環境だった。

このような環境が今のような状況に、言ってしまえば劇的に変わったきっかけとなったのは、いま振り返れば、ぼくの入社から約半年後に中途入社してきたある一人のエンジニアが、彼自身の体験・経験にもとづいて、社内のいろんなフロー(情報の流れ)を、エンジニア中心となって変えていくのを主導してくれたことじゃないかと、個人的には思ってる。(もちろん、それを受け入れる土壌がこの会社にあったことは言うまでもなく。)

彼を中心とした働きかけによって、全社員数の約半数を占めるエンジニアの仕事のしかたが変わり、それによって開発のスピード感や雰囲気が変わった。そしてそれが、社内全体を変えるのもまた、早かった。

そんな環境を享受しているぼくは、いま、とても仕事がしやすいこの状況に感謝しつつも、「自分の入社タイミングではなにも変わらなかった(変えられなかった)のに......」という、悔しさにも似た気持ちを、いまでも忘れないようにしている。

言い訳するわけじゃないけど、別にぼくは、入社時の目の前の環境に満足していたわけではないし、「めんどくさいからこのままでいいよ」というふうに思っていたわけでもない。ただそれでも、当時のぼくにできていなかった点を挙げるとしたら、「(今のような環境に)変えることで得られるメリットを想像できていなかった」「何をどのように、どんな順番で手をつけていけば今のような状況にすることができるか、わからなかった(知らなかった)」といったことだろうか。

これを別の表現で言い換えると、「入社時、上に挙げたような状況だった環境を、今のような状況に変えるという体験・経験」「今のような状況での開発仕事の体験・経験」......が当時のぼくになかった、と言えるし、その中途入社した人にはそれがあった(もしくは、それに近い経験とそれを応用する力があった)、ということになる。

目指すものが(ある程度)はっきりと見えているときの具体的アクションのとりやすさ・効果の大きさは、見えてないときのそれとは雲泥の差がある。「なんかおいしいもの、作って!」と「カレー、作って!」との差、みたいなかんじだろうか。違うかもしれない。

なんらかの成功体験がある人は、それに関連する物事を再び「成功」に導くための大きな力がある。そうみなされるし、期待される、くらいに思っておいてもいいかもしれない。

そう考えると、転職などによる中途入社メンバーに求められているものは、細かな技術要素とか知識とかもひっくるめた、「成功体験の数・種類の多さ」と、「それを入社後、存分に発揮・応用すること」、というようにも考えることができる......といってもいいのかな、と。いやもちろん、自分にとって未知な状況でもそれを打開する力、とかも必要だと思うけど、そういうのはまぁ、中途・新卒関わらずあれば好ましい素養、ということで。

そういうふうに考えるようになってからは、よりいっそう、「ぼくが今まで経験した・やり遂げたことで、今の目の前の状況に応用できそうなことはないか?」というところを意識して動くようになった。と思う。また逆に、「この先いつ、今のこの経験が生きてくるか」、わからないから、今経験していることをいろんな形で自分に刻みつけるようにし、また、できるだけいろんなことに挑戦して経験させてもらおうとも、思うようになった。

僕は今後も、自分の経験・体験にもとづき、いろんな物事を「良く」していきたい。そのために、別にいま転職を考えているわけではないのだけど、"成功体験" をひとつずつ積み上げていきたい。

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