えいのうにっき

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ドラゴンクエスト10のマネタイズ または、ブーストメディアとしてのドラゴンクエスト10

今や docomoスマホからもプレイできるドラゴンクエスト10、僕も発売一週間後くらいから今まで、細く長く、プレイを続けているんだけど、ふと思うところがあったので書いてみる。




「商品としてのドラゴンクエスト10」は、何に分類されるだろう? やはりゲームソフト、月額課金制のMMORPG、だろうか?
もちろんそれもあるけれど、「ブーストメディア」としての側面もあるんじゃないかなと。「ドラゴンクエスト10のマネタイズ」は、決してユーザーの月額課金(とパッケージの売上)、それ一本ではないんじゃないかなと、最近思う。


ドラゴンクエスト10の中での僕が所属している小さなチームでは、最近「蒼天のソウラ」というコミックスの話題で持ちきりだ。Vジャンプで連載されている、ドラゴンクエスト10を題材としたサイドストーリー的な作品なんだそうだが、話題になっているのはその話が面白いからとか、そういった内容に由来するものではない(失礼)。
理由は、この「蒼天のソウラ」の最新巻である3巻に付録としてついている「アイテムコード」。そのコードをゲーム上で入力することで得られる限定アイテム、それが欲しいがために、読んだことのない「蒼天のソウラ」の、しかも3巻「だけ」を、書店から書店へハシゴして、みんな探してるんだそうだ。
「ハシゴしても見つからない」くらい、売れているようで、こないだは僕のドラゴンクエスト10用の Twitter アカウントの TL に、「蒼天のソウラ」の重版情報が RT で流れてきたくらい。


僕はこの「蒼天のソウラ」の付録のアイテムにはそれほど興味がないので、その様子を横目で眺めているだけだけど、でも僕でも、過去に実際の消費行動に結びついたキャンペーンも、ある。ローソンでキリンビバレッジの対象商品を最大15本買うとアイテムがもらえるキャンペーンだったり、Vジャンプ○月号を買うと装備品が受け取れるキャンペーンだったり。(この歳でVジャンプを買うのは、相当きつい)


こういう状況を見ると、前職(スマホアプリ開発関連)の職場で「ブースト」という言葉が飛び交っていたのを思い出す。「ブースト」とは、あるアプリのダウンロードランキングを押し上げるために、各種広告媒体を使って、ごく短期間のうちに広告を出しまくることだ。今回のドラゴンクエスト10の件も、本質的にはそれとあまり変わりはないんじゃないかと思う。


「人(ユーザー)を集めてしまいさえすれば、あとはどうとでもなる」とはよく耳にしていたけど、なるほどな、と。少し前の時点でのドラゴンクエスト10のアクティブユーザー数が30万人(日本のみ)だそうで、それが多いか少ないかは別にしても、それだけの人数の消費行動にリーチする手段に、ドラゴンクエスト10はなっているわけだ。

とはいえ、ドラゴンクエスト10は、それ単体でみるとトントンか若干の黒字?くらいなようなので、もしかするとこれは過大評価で、実態としては「お小遣い稼ぎ」程度なのかもしれない。でもまぁ、ドラゴンクエスト10、プレイをし始めて2年近くになろうとしてるけれど、ほんとによくできてるなと。