えいのうにっき

a-knowの日記です

かつて在籍していた会社がなくなった

なくなった。 事業が立ち行かなくなって潰れちゃったのか、然るべきタイミングでの親会社への合併・吸収という形なのか、正確なところはわからないけど。


僕が単身、東京に出てくるきっかけとなった会社。 どこの馬の骨とも知れない、地方住まいの、いちエンジニア(とはいえ無職)の端くれだった僕を、拾ってくれた会社。現在もまだまだ色んな面で途上な僕ではあるけれど、そんな今の僕でも、当時の自分を振り返って、「よく拾ってくれたよなぁ」「この会社が拾ってくれる以外、僕が東京に出てくるチャンスは無かったよなぁ」としみじみ思うくらい、当時の僕は何も持ちあわせていなかった。

もちろん、「この会社での1年ちょっとがなかったら、今の僕はなかったな」とも思っている。

一種の憧れに近かった「Web系の開発現場の第一線」に、飛び込むことができた。 外からは華々しく見えた世界にも、多くの泥臭い部分があることも思い知った。 社長からの期待を上手くコントロールできず、メンバーをいたずらに追い込んでしまったこともあった。

1年ちょっとという期間ではあったけれど、でも確実にそれ以上の密度の経験をさせてもらった会社でした。 また、そこでの経験を武器として、会社がなくなるよりも先に、自分の運命を自分の意思でコントロールできたことを、少しだけ誇りに思います。

僕はまだまだ、前に進みます。本当に、ありがとうございました。