えいのうにっき

a-knowの日記です

ミニ・雑感。クルマとぼく。(1)

こんにちは。a-knowです。 クルマに関するエントリが続いて恐縮なんですが・・・。今日も、我が愛車・ミニについて書いてみようと思います。 3月22日に納車されて、はや約4ヶ月。僕が期待していた以上の魅力を一身に感じ取ることのできた毎日でもありましたし、また、まだ自分で気付いていなかった「クルマへの要求」を自覚することができた期間でもありました。ともすればこのまま特に振り返りもせず、「ミニ楽し〜っ!!」っと、それこそ文字通り“走り抜けて”しまいそうなので、ミニに乗ることで感じたこと・わかったこと・満足していること・物足りないこと・・・などを、「雑感」としてメモ書きしてみたいと思います。 (書いていたら思いの外長くなりそうなので、何回かに分けて上げていくことにします。)

-独特の造形・デザイン
-その存在に歴史あり
-好きなところは「ドアの音」?
-クルマを運転する楽しさ。「走り」について
--トランスミッションについて。
--加速感について。
--足回りについて。
-その他。居住性・インテリアなどについて。

独特の造形・デザイン

ミニの前には、ニュービートルに乗っていた僕。 クルマの「乗り換え」というと、「以前のクルマよりも新しく選んだクルマの方が秀でている(だからクルマを乗り換えた)」という連想をする方が多いんじゃないのかなと思うのですが(まぁそれが普通ですかね)、造形やデザインに関しては、今回の僕の買い替え前後では「どちらも甲乙付け難し!」といったかんじです。ミニのそれにベタ惚れなのは間違いないのですが、そんな今でも、街中でビートルを見かけると僕は目が釘付けになってしまいます。

むしろ、「人とは違うクルマに乗りたい」という気持ちをより満たしてくれるのは・・・良い意味での「デザインの奇抜さ」を持っているのは、ビートルの方ではないかなぁと思っています。一方で、随分と街中で見るようになってきたミニですが、「奇抜なわけではないけれど一目見たらそれがミニであることを気付かせてくれる」造形はしっかりもっていて、そんなところが十分に僕の所有欲を満たしてくれるものだと実感しています。

クルマの概観・デザインも立派な性能の一部。そう考えると、「アイコン的なキャラクター性を持っている」のは、ニュービートル・ミニ双方に共通していることだと思います。

ニュービートルに乗っていたときのことです。視界で何かが動いたように感じてふとルームミラーに目をやると、後ろのクルマの5,6才と思しき子供とその母親が、僕のクルマを指差して、笑顔で会話している・・・。そういう場面に遭遇したことが、何度となくありました。 またミニに乗り換えてからは、こういうことがありました。駐車場にミニを停めて用事を済ませ帰ってくると、一人のナイスミドルな男性が、腕を組み、どこかしら穏やかな表情で僕のミニをじっと見ている。一定の距離を保ったまま。。

走っているだけで・そこにあるだけで、他人をほんの少しでも幸せな気持ちにすることができるクルマって、そうはないんじゃないかと思うんです。特にビートルなんかは、「一日にビートルを3台見たら幸せになれる」なんてジンクス?や、「幸せの黄色いビートル」なんてフレーズがあったりも、しますよね。そして、「今僕はそういうクルマに乗っているんだ」という事実がまた、僕自身をも少し幸せにしてくれたりするわけです。

その存在に歴史あり

そのクルマの背景にある歴史、という点でも、ニュービートル・ミニ双方にはそれぞれ一言では語り尽くせないものがあると思っています。どちらもポッと出のデザイン、というわけではなく、それまでの歴史の積み重ねを色濃く受け継ぎながらも、「ただの焼き直し」にならぬよう巧みに現代化されているところに、えも言われぬ感動を覚えます。古いものをそのまま乗る、というのも当然アリなんですが、「クラシカルなんだけど新しい」、歴史を引継ぎつつもその方向は前を向いている、・・・そういう姿勢に、僕は個人的にシビれちゃってたりしてます。

ニュービートルは4代目フォルクスワーゲン・ゴルフ等の「A4」プラットフォームを元に設計、製造されている。デザインは、かつてフォルクスワーゲンが製造していたタイプ1をモチーフとしている。直接の後継車種ではないため、タイプ1のニックネーム「ビートル」に「ニュー」が付く。 (中略) そのスタイルは、市販型では地味で類型的な印象の強かったデザインの刷新役として、世界的に注目された。初代ビートルの不変のスタイリングであった「円弧」のモチーフを現代化したデザインが特徴であり、また室内空間でも、大きな円形メータークラスターや、ステアリングホイール脇に設けられた「一輪挿し」といった、初代ビートルの時代のモチーフを流用している。

フォルクスワーゲンニュービートル - Wikipedia(2010年6月9日 (水) 09:16 UTC)より抜粋

ミニは、1959年にBMC傘下のオースチンとモーリスから発売されて以来、相次ぐ吸収合併でブランド名は変わりながらも、2000年まで40年の長きに渡り生産販売されていた。 BMWは1994年からローバーを傘下に収め、生産を始めとするミニに関する全ての権利を有したところから、100%新設計となるニューミニの開発を行った。 (中略) 先代が40年間キープコンセプトで生産していたのと同じで初代からほとんど同じデザインを継承している。 ホワイトルーフ、ホワイトミラー、フェンダーとサイドステップ部分がマットブラックなど。そのデザインを模倣したようなデザインの車がある程である。 (中略) 1994年、BMWがローバーグループを総括することとなったと同時に全く新しいミニの開発が開始された。当初は英国を拠点として、ローバーが中心となって新型ミニの開発が進められ、1997年にはジュネーヴ・モーターショーで一般公開された。 (中略) ところがローバーの経営悪化はとどまるところを知らず、ついにBMWはローバーを切り離すこととなった。そこでほぼ開発の終わっていたミニはドイツに開発拠点を移し、インチサイズのヤード・ポンド法から、ミリを用いるメートル法での再設計を行うこととなった。結局ローバーとBMWによって開発されたミニは2001年に発表され、日本ではBMW JAPANが3月2日を「ミニの日」と名づけ、2002年3月2日に発売された。

ミニ(BMW)- Wikipedia(2010年7月11日 (日) 09:32 UTC)より抜粋

「その存在に歴史あり」なものに惹かれてしまう、というのは、単に僕の趣味嗜好であるだけですが、そんな僕だからこそより強く惹かれた要素というものが、今回購入したミニにはあったりします。 今回購入したのは「MINI 50 Mayfair」というモデルなのですが、これがクラシックミニの往年のモデルである「メイフェア」の名を(まがりなりにも)冠しているんですね。これが僕にとっては大きなプラスポイントでした。というのも、“クラシックミニ”に対して僕は、「惹かれてしまう」を通り越して、リスペクトの念すら抱いてしまってるんですね。笑 そんな尊敬の対象に少しでも近づきたい、その思いを少なからず叶えてくれるモデルである。その点においてミニは、前に乗っていたニュービートルよりもさらに「乗っていてキモチイイ」クルマであると言えます。

(「ミニ・雑感。クルマとぼく。(2)」につづきます。)