えいのうにっき

a-knowの日記です

mixiミュージック サービス終了に思うこと。

**これを「追い風」にしなければならない 本日・7月29日、mixi内の楽曲再生履歴情報共有サービス(でいいのかな)、mixiミュージックのサービス終了のお知らせが発表された。

平素より mixi をご利用いただき、誠にありがとうございます。

本日は「mixiミュージック」についてお知らせがございます。 2009年12月10日をもちまして、「mixiミュージック」を終了することとなりました。これまでたくさんの方にご愛顧賜り、誠にありがとうございました。

− mixiミュージック終了のお知らせ

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これで、僕の知る限り(といっても、僕の知る世界の広さはどちらかというと狭いものだと思うが)、“ユーザーの楽曲再生履歴を管理しながらユーザー同士を結びつける”ようなサービスを提供するところは、無くなった。少し大げさな言い方をすれば、各ユーザーが、「自分の音楽の趣向をもとに効率良く他ユーザーと交流を持つ」ということが不可能になったわけだ。

先日の当ブログ・GAE試作のエントリで、「再生楽曲情報を元とするコミュニティの創造をしたい」と書いた。僕は当初、僕自身の「楽曲の再生履歴を効率良く、整理・管理したい」という欲求の赴くままに、「CountDown iTunes!!」というプログラムを作った。最初はただそれだけだったが、いざ実際にモノが出来てみると、そこから色んな方向に伸びている“可能性”があることに気づかされた。

「自分のものだけでなく、他人の情報も見ることができたら? 近しい趣向の人同士が繋がることができるのでは?」 「期間を区切って統計を取れるのは、このプログラムの強みだ。多くのユーザーの情報が集まれば、オリコンなどよりもよりリアルなトレンドを知ることができる。」 「各ユーザーの統計情報を表示させるページに、Google Adsenseなどを埋め込めば、そのユーザに合った広告が表示され、収益も見込めるのではないか?」

そういう意味で、似たようなことを既にやっていたmixiミュージックは、まさに「目の上のタンコブ」的存在(もちろんこれは、何も出来ていない現時点では自意識過剰だなぁと自分でも思う・・・)であり、今後の動向が気になる畏怖の対象でもあったのだが、そんなmixiミュージックが、なんと終了するという。

僕はこれを、なんとしても“追い風”に変えなければならない。mixiは、このmixiミュージックに代わるようなものをmixiアプリとしてリリースするようなことも考えているよう(下記引用)なので、この風が吹いてくれている時間は、そう長くはないだろう。またどうやらmixiは、現在あるmixi上の再生履歴情報をcsvファイルでエクスポートできるようにする(下記引用)ようなことを考えているようなので、そのcsvを取り込めるような機能をCDiTに盛り込むことも、考える必要があるかもしれない(どんな形式で出力されるのかわからないが)。

今後 mixi では、来月より開始する新サービス「mixiアプリ」において、様々なパートナーの皆さまと共同で、多彩なサービスを提供してまいります。 SNSと音楽やその他のエンターテイメントを融合した「mixiアプリ」の登場に、ご期待ください。新サービス「mixiアプリ」についての詳しい情報は、改めてご案内させていただきます。

(中略)

※再生ランキング等のデータに関してはCSVファイル等の形式でまとめてダウンロード出来るように現在準備を進めております。詳細は、改めてご案内させていただきます

− mixiミュージック終了のお知らせ

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**実現に向けて。 僕が考えているようなことをするためには、多くのユーザの持つ巨大なxmlファイルをサーバ側で解析させる必要がある。前回エントリにおける試作を通じて、元ファイル(iTunes Music Library.xml)のアップロードからweb上のページで行わせるということは少しキビシイものがあることがわかった。となれば、現在の「CountDown iTunes!!」クライアントに、解析結果をGAEサーバに送信するような機能を持たせるしかない。もちろん、そのユーザーが誰であるかを識別できる必要もある。やるべきことは山積みだ。

そしてもし、これは実現できたら・・・。。「夢」はまだまだあるが、これ以上のことを「有言実行」とできる保証にはいささかの不安もあるので(苦笑)、今日のところはこの辺りで口を閉じることにしておく。

**余談 今のCDiTのバージョンナンバーは、「ver 1.1c」。もし上述のような機能をCDiTクライアントに持たせることができたら、それは立派なメジャーバージョンアップで(甘い?)、バージョンナンバーも「ver 2.0」となるんだろうな。CDiTがWEBとの連携機能を有することになるバージョンナンバーが、昨今(といっても、ちょっともう古いか)叫ばれている「Web2.0」の「2.0」と同じであることに、ちょっとした縁を感じないでも、ない。

**追記 last.fmという、似たようなサービスがあることを今日知った。これからちょっと使ってみて、どういうものなのかを見てみようと思う。

**7/30 12:20 追記 ブクマありがとうございます。

id:ripple_zzzさん http://playlog.jp/ << PlayLog、教えて下さってありがとうございます! ヤバいですね、これすごく良さそうですね〜。mixiミュージックと同じで、リアルタイムに聴いている楽曲情報を送ることもできれば、プレーヤを同期した瞬間にそれまでの再生履歴を送信することもできる仕組みになっている?ようですね。 これも帰宅したら試して見ます!ありがとうございます!

id:mrmtさん 心意気は素晴らしいエントリ。ただ「last.fmを…今日知った」ようなアンテナ感度では追い風もへったくれもないぞ… >< <<

ありがとうございます!いやはや、返す言葉もございません・・・! 「再生履歴 SNS」で調べてみたら、まぁ、出るわ出るわ!(なんで今まで調べたことがなかったのか・・・苦笑) 今こうして「こういうものを作りたい!」と宣言した以上、「音楽系SNS」に対する自分のアンテナ感度をMAXにして、その間隙を突けるようなおもしろいものを作りたいな、と、思います!

id:Naotohさん もちろんILIKEも知らないんだろうなあ。 <<

知りませんでした><! a-know、恥ずかしいっ! 「再生履歴をいかに整理・管理し、いかに見せるか」ばかり気にしていて、「管理された再生履歴を元にユーザー同士を結びつけるサービスには、どういったものがあるか」を、あまりに疎かにしてしまっていました! こういった既存のサービスと、「競合しないけどちょっとした独特の面白さ」のあるようなものにできればなと思います!(もはや「mixiミュージック終了で追い風」うんぬんではないですね・・・^^;)